くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

薄力粉でパンが焼けるのか?

薄力粉でもパンが焼けるのかな? と、考えたのは、小麦粉の発注ミスが原因でした。

朝食用のパンを焼くための国産小麦粉は、昔習っていたパン教室の本部からネットでお取り寄せしています。今回、強力粉5Kgを頼んだつもりが、届いたのは薄力粉5Kgでした。購入ボタンを間違ってポチしてしまったみたいです。

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薄力粉は強力粉に10~20%混ぜることがある程度で、まだ2kgくらい残っています。自業自得なので返品はできないし、薄力粉7kgもどうしようか頭を抱えました。

そこで、思ったのが、薄力粉100%でパンが焼けるのかな? ということだったのです。 

 

 結論は、焼けました。薄力粉だけでもパンになりました。

使っている小麦粉のタンパク質含有量は、強力粉が12%、中力粉が10.3%、薄力粉は8.5%です。少ないとはいえ薄力粉にもタンパク質が含まれているのですからグルテンは生成されるはずです。 

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 薄力粉100%で、あとの材料はいつも焼く食パンと同じ配合で作りました。

生地はいつもと同じように機械ごねで作りましたが、こねすぎると生地がダレて膨らまないと考えて、こね時間は強力粉よりもかなり短めにしました。 

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ダメもとと思ってはじめたのですが、予想していたよりも、なめらかな生地になりました。よく考えてみたら、うどんの生地だって、なめらかになるまでこねますものね。

ただ、発酵時間は生地のようすを見ながら、強力粉を使う時よりも短く切り上げました。

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 大型のパンには向かないと思ったので、丸めただけの小型のパンにしてみました。成形後の発酵(仕上げ発酵)も、いつもより短めに。

強力粉を使った時より、生地がやわらかいというか、やさしい感じの手触りなので、ちょっと力を入れすぎると表面が切れてしまったり傷つきやすいように感じました。

200度に余熱したオーブンで13分焼成。オープンから出した時は、薄力粉でもちゃんととパンになるんだと、ちょっと感激しました。 

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表面にオリーブオイルをぬってから焼いたので、皮はパリッとして焼き上がりました。強力粉で同じように作った時よりは小振りで、内相はやや詰まった感じですが、やわらかく焼けています。予想していたより弾力のあるパンになったのには驚きました。

粉自体が違うので、いつもの風味や味わいとは違いましたけれど、美味しく食べられました。

これで薄力粉でもパンが焼けることがわかりましたので、残りの薄力粉が無くなるまで、いつも通りに朝食用にパンを作ろうと思います。