くきはの余生

リタイアしてようやくのんびり暮らせるようになりました。目指すは心豊かな生活。還暦目前で患った病気のこと、日々の暮らしや趣味のことなどを綴っています。

闘病中の我が家の食事事情:病気の話25

10月に入ってから、ようやく少しずつ料理をするようになりました。

抗ガン治療がはじまってから、貧血やしびれなどの副作用で、長い間立っていられなかったのと、眼底出血であまり目が見えなかったこともあって、台所に立つことができなくなっていました。 

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抗ガン治療が終わって約5ヶ月になりますから、だいぶ回復してきました。最近は、夕食に、簡単にできるおかずを作るようにしています。

私が料理が作れなかった間、我が家の食事はどうしていたかと言いますと、すべて夫が用意してくれていました。 

 この期間、夫が覚えた料理は、ご飯を炊くこと、ゆで卵を作ること、パンをトーストすること、電子レンジで温めることでした(笑)

それだけでも、夫としてはかなり努力をしてくれたと思います。それ以外の食事は、ほとんど、スーパーやコンビニのお総菜や冷凍食品にお世話になっていました。

私が病気をしたのが、手軽にお総菜が買える時代で助かったと思います。お店で買ったお総菜は栄養バランスが悪くなるというイメージがありましたが、最近は揚げ物ばかりでなく、野菜を使った品も多くて、食べ方さえ気をつければじゅうぶんな食事になります。

それに、母が老健施設に入所してからは、夫と二人だけになりましたから、色々な材料を用意して自宅で料理をするよりも、経済的なところもありました。

一番お世話になったのが「カット野菜」でした。血糖値の上昇を緩やかにするために、最初に野菜を食べることにしていた私のために、夫は冷蔵庫に切らさずに用意してくれていました。

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なんと行ってもお皿に出せばすぐに食べられるカット野菜は便利です。時にはツナやゆで卵をトッピングしたりして変化をつけて、毎日、昼食と夕食に食べていました。(朝食にはサラダの代わりにトマトジュースです)

それに、ご飯の量を少なめにしている私にとっては、野菜サラダである程度お腹を満たすことで、満足感も得ることができました。

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 市販のお総菜を食べる時に、少し気をつけなくてはならなかったことは味の濃さです。野菜の煮物でも、和え物でも、マカロニサラダでも、保存性もあるのでしょう、味付けが甘めですし、塩味も強いように感じます。

そんなわけで、お総菜は美味しいからとたくさん食べてしまうと、血糖値が上がりすぎてしまいそうなので、ほどほどに。加えて、同じものを続けて食べないようにして、色々なものを少しずつ幅広く食べるようにしていました。

夫は時々、近くのセブンイレブンで昼食を調達してくれていましたが、お握りでも、サンドイッチでもハズれなしでした。

お総菜の味の良さで言うと、正直、行きつけのスーパーのよりもコンビニの方が美味しいように感じました。お値段はスーパーより高いですけれど、おそらくよく研究されているのでしょうね。鳥の唐揚げもコンビニの方が美味しかった。

病気をする前は、あまりコンビニのお総菜は食べることがなかったので驚きました。

ここ数ヶ月間、我が家はこのような食生活をしていました。でも、料理ができない間はしかたがないとしても、できれば食事は自分で作るのがベストです。甘味も塩味も自由に調整できますものね。これからはリハビリも兼ねて、食事作りも楽しんで行こうと思っています。(→病気の話26へ)