高祖保の「独楽」を読みました。1947年没後に刊行された『高祖保詩集』に収録された未完詩集『独楽』の中の一篇です。
底本は『高祖保詩集』現代詩文庫、思潮社・刊(1988年)。青空文庫で読めます → 図書カード:独楽
高祖保は1910年岡山県生まれの詩人、歌人です。中学卒業後頃に歌誌「椎の木」に参加、短歌と同時に試作もするようになりました。
國學院大學高等部在学中に詩集『希臘十字』を発表。1944年発表の第三詩集『雪』では藝汎論詩集賞を受賞しましたが、この年徴兵されて南方戦線へ送られ、1945年ビルマで35歳で戦死してしまいます。
亡くなった後、遺族らの手によって1947年に『高祖保詩集』が刊行されました。
続きを読む